テレアポ+リース契約には絶対にダマされないでくださいね。
今年に入ってから、テレアポ+リース契約にダマされたという話を聴くことが増えてきました。
おそらく、業者側も必死なのでしょう。
以前はホームページ制作案件が多かったのですが、最近では検索エンジン対策でもこのような手法の販売がされているようです。
しかも、中には、依頼したとたんにお問い合せが無くなってしまったようなケースもあるようです。
最悪でも、売上げが上がるのであれば納得できる部分があると思うのですが、全く逆効果の場合、もうどうしようもありません。
もともと、ホームページ制作や検索エンジン対策は、無形のサービスですので基本的にはリース契約の対象とはなりません。
そこを、ソフトやパソコンを高額に販売する形で無理矢理リース契約させているのであって、実は、そもそもおかしいのです。
業者側が、なぜそうまでしてリース契約をさせたいかというと、リース契約は期間中の解約が出来ないためです。
5年契約の場合が多いのですが、その期間はなにがあっても解約できません。
たとえ、業者が無くなって、サービスの提供がうけられなくなってもです。
逆に、業者側には、契約した瞬間に5年分のリース料から利息分が差し引かれた金額が一括で入金されます。
その後何があっても、その金額は返済する必要はありません。
正直なところ、業者側にとって、とても好都合な契約なのです。
それは、反対側から見ると、クライアントにとって極めて不利益な契約なのです。
さらに、最近お客さまから聴いた話では、このような手法にて販売してきた会社が計画倒産的な手法で逃げる場合があるようです。
おそらく、リース契約時に一括で得たお金を使い果たしたのではないでしょうか。
契約先の会社が倒産し、その資産を受け継いだという会社が突然登場し、サービスを引き継ぐから利用料を支払ってくださいと通知してくるようです。
そうなると、クライアント側は、リース契約の負債を払い続けたまま利用料を支払う必要が出てくるのです。
正直、ここまでやるかという感じです。
そして、このような手法を使う業者が、今は東京や大阪ではダマされる人が減ってきたため、名古屋およびその近郊など地方に進出してきているようなのです。
テレアポ+リース契約には絶対にダマされないでください。
もしお知り合いでそのような契約をされようとしている方がいらっしゃいましたら、止めるようお勧めください。
一度契約してしまうと、2度と解約できません。
たしかに、リース契約の場合、ランニングコストは低く抑えられるかもしれません。
ただ、トータルのコストは数倍にふくれあがりますし、こういう手法を使う業者はどんどん潰れてきています。
それは、売上げが落ちれば一気に資金ショートしてしまうという、短期的な利益を目的としたビジネスモデルだからです。
その結果、クライアントにとっては、最終的に高い買い物になったうえに、サービスが停まってしまうような場合もあるのです。
テレアポの営業マンは、ものすごく口が達者ですので、くれぐれもご注意ください。
少しでも被害が減り、そのような業者が無くなることを願っています。
おそらく、今後はこういう業者が残れるような社会ではなくなっていくと思います。
ありがとうございました。