Clubhouseには気をつけてください。
少し前から急に話題になったClubhouseですが、ようやくその危険性についてニュースになりはじめましたので、注意喚起をしたいと思います。(なんらかの形でニュースになるまでこうした情報を出しにくくなってしまったのは、フェイクニュースなどの弊害ですね)
そもそもこのサービスは、世界で200万人程度しか使っていないうえに、すべての表記が英語のみで、日本の法律で保護されない可能性が高いです。
一番危険なのは、Clubhouseに登録したほとんどのユーザーが、スマホの連絡先へのアクセスを許可してしまっている点です。
アクセス許可の画面がすべて英語ですし、背景画像で許可する方をタップするよう促すという巧妙な手段と、登録後も許可しないと使えない画面などがあり、結果的にほとんどのユーザーが連絡先情報を共有してしまっています。
ただ、当然ですが、連絡先へのアクセスを許可すると、すべての連絡先情報が抜かれます。
そして、このアプリは今のところ、アカウントを削除したり連絡先情報を消す機能がありません。
一度ユーザー登録してしまうと、既存の連絡先情報すべてと、今後追加する連絡先情報すべてが抜かれる仕組みになっているのです。
連絡先情報へのアクセスを拒否する設定は下記になります。
iPhoneの設定画面→Clubhouse→連絡先をオフにする
ただ、上記がオンになっていた場合には、既存の連絡先はすでにすべて抜かれてしまっています。
オフにしますと、今後は抜かれなくなります。
連絡先情報をすべて無料で明け渡してまで使いたいサービスかどうか、事前に一度検討いただいたほうがよいかと思います。
ちなみに、連絡先情報を一度も共有しなくても、アカウント登録して参加すること自体は可能です。
人気の音声SNS(交流サイト)「Clubhouse(クラブハウス)」に対し個人データ管理の不透明さを問題視する指摘が出ている。利用者に会話の録音を禁じる一方、運営側は利用者間の会話を録音しデータの扱いの説明も曖昧だ。利用者から知人らの個人情報も集める手法にも欧州当局が警鐘を鳴らす。サービス拡大に向け、データ保護体制の強化が課題になる。
SNSクラブハウス、運営側は録音 個人データ保護に不安: 日本経済新聞 (nikkei.com)