富士山頂から見たご来光。
先週、富士夢というイベントに参加し、富士山頂からご来光を拝んできました。
富士山頂でご来光を拝むためには、前日から登山を開始し、8~9合目で山小屋に泊まりますが、午前2時には出発して山頂を目指す必要があります。
そして、ご来光を拝んだ後は、ひたすら下山します。
ほとんど寝れませんので、はっきり言って、体力的にも精神的にもきついのですが、そうまでしても見た甲斐はありました。
その日、富士山頂の剣が峰(3776m地点)に日の出を見に集まった人々は、それでも100名近くはいました。
零下という極寒の状況の中、目の前に現れた太陽は、あまりに美しく、見ていた人すべてが言葉を失うほどの絶景でした。
当日、静岡地方は曇天だったようですが、富士山頂は、素晴らしい快晴。
一面の雲海がご来光をさらに美しく輝かせてくれました。
真っ暗闇の世界に、光を灯し、熱を与えてくれる太陽。
その存在にただただ感動し、感謝したい氣持ちになりました。
考えてみれば、日本人は、神話の中で太陽を天照大御神として崇めてきました。
そして、我々日本人は、天照大御神の子孫ですので、要するに、太陽の子孫だと言うことになります。
確かに、太陽が無ければ、この地球のすべての生命体は存在できません。
太陽は、まさしく、すべての命の源だと言えます。
毎日、日本中どこでも見られる日の出を、これほどまでにありがたがるのは、そうした精神が日本人の心の中に流れているからかもしれませんね。
ちなみに、富士山の8合目より上はすべて、浅間大社の境内だと言うことです。
おそらく、日本一広い境内だと言えるのではないでしょうか。
その境内のど真ん中でご来光を拝めたこと。
最高でした。
また行きます。
ありがとうございました。
こちらは、一面の雲海に映る影富士です。