鏡の法則の両側面。
鏡の法則については、多くの方がご存じだと思います。
相手の中に見える短所や欠点が、実は、自分の中にある受け入れがたい側面を映し出しており、実は鏡であるという法則です。
ただ、物事には必ず陰陽があります。
一般的に、自分を戒める法則と捉えられることが多いこの鏡の法則にも、陰陽の両側面があります。
例えば、誰かを見ていて「あー、この人は素晴らしい」とか、「うわー、これは絶対敵わない」などと相手を尊敬するようなことがあると思います。
実は、これも鏡の法則です。
そのような相手の長所は、実は、隠されてまだ表に出てきていない、潜在的なあなたの長所でもあるのです。
ちょっと信じがたいかもしれませんが、鏡の法則が常に完璧に働いているとするなら、短所も長所も鏡となって映し出されてくるのが当然であると理解できると思います。
鏡は、短所だけを抽出して映し出す存在ではなく、あなたのありのままをそのまま映す存在であるからです。
よくいわれる、「相手の良いところを探しなさい」という教訓は、すなわち、自分の未開発の良いところを見つける方法でもあるのです。
まずは、こちらに集中した方が楽しいかもしれないですね。
ありがとうございました。