エゴとエコ。
現状、この地球上で、自然環境を破壊している要因は、たった一つ、人間です。
人間以外の生物は、エゴと呼ばれる個々の欲求が無いか少ないため、自然環境をコントロールすることなく、自然環境に従って生きています。
よって、人間のみが、ある程度、自然環境をコントロールすることができる力を持ったと言えます。
そう考えたとき、究極の環境対策は、残念ながら、人間を減らすこと。
人間という破壊因子が減れば、環境は保全できます。
もしかしたら、日本の人口がピークアウトし、減少に転じているのは、こうした自然環境の変化に、国民が本能的に従っているからなのかもしれません。
現在、日本の食料自給率は40%、食料廃棄率は25%。
この数字から単純に考えても、日本の人口は35%超過していると捉えることができます。
これは、現在の人口1.27億人の65%に相当するおよそ8,000万人という人口が、日本にとっては最適だということを示しているのかもしれません。
そして、日本は今、その最適な人口水準に向けて、変化を始めたのだと考えることも可能だと思います。
もしかしたら、今の少子化対策という政策は、日本全体の自然な流れに逆らった対策なのかもしれません。
それこそ、将来の年金という金銭面のみを心配した、人間のエゴなのかもしれません。
おそらく、この人口減少の流れが、本当に自然の流れであれば、どの様な人工的な対策も焼け石に水でしょう。
たぶん、自然環境が進んでいる方向に逆らうことは、人力では不可能だと思うのです。
無理なく、自然の流れに合わせて進んでいくことが大切だと思います。
どうやらエゴとエコは、字は似ていますが、正反対に位置する概念のようです。
ありがとうございました。