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「核なき世界」にノーベル賞。


来日中のオバマ大統領が提唱した「核なき世界」

ノーベル平和賞受賞の最大の要因となりました。

ただ、本当に、「核なき世界」=「平和」なのでしょうか。

 

マザーテレサの有名な言葉に、

「私は反戦運動には行かないが、
平和集会には行きます」

というものがあります。

これは、反戦運動は、戦争に反対するというエネルギーによって、逆に戦争を意識してしまい、戦争にエネルギーを与えてしまう。

平和集会は、平和を意識することで平和についてエネルギーを与えることができるという意味です。

思考が現実化するということや、引き寄せの法則からもこのことはとても重要だと思います。

「核なき世界」も反戦運動と同じ方向性の言葉です。

おそらく、マザーテレサの言葉は、オバマ大統領やノーベル財団もご存じと思います。

それでもあえて、「核なき世界」をノーベル平和賞に選んだのでしょうか。

そうであるとすると、本当の目的は別にあったのでしょうか。

確かに、ノーベル平和賞を受賞した米大統領が、今後自ら開戦行動をすることはできないと思われ、強力な戦争抑止力となる可能性は高いです。

 

もう一つ、今から20年前、ベルリンの壁を崩壊させた理由のひとつに間違いなく、「核兵器」の存在があります。

東西冷戦が、冷戦状態で済んだのは、核兵器による戦争抑止力のため。

世界が崩壊する決定打とも言える核兵器のスイッチを、誰も押すことができなかったことが大きかったと思います。

 

例えば、人間の身体の中には、誰にでも病気のDNAが存在します。

癌の細胞も全員の身体の中にあります。

もし、人間の身体の中に、病気のDNAや癌の細胞などがなく、誰もが一切病気になることがないと仮定すると、一体どうなるでしょうか。

おそらく、残念ながら、ほとんどの人が、怠惰な生活に陥ってしまう可能性が高いと思います。

逆に言うと、病気という脅威があるからこそ、健康な生活を送るべく努力をしているのだと思います。

 

世界も同じではないかと思うのです。

核兵器という脅威があるから、平和を保つための努力ができる。

核兵器は世界を平和に保つための必要悪的な側面が大きいと思うのです。

そして、核兵器があっても、平和を目指すことはできると思います。

核を廃絶するためのエネルギーを、平和を願うエネルギーに変えた方がいいのではないかと思います。 

 

肉体や物質など、3次元的な存在は、どうしても、怠惰で破滅する方向性へ進んでしまう。

この目に見える世界では、「エントロピー増大の法則」は絶対であるようです。

そこには、なんらかの別の抑止力が必要である。

夢物語ではなく、そう現実的に考えることが妥当ではないかと思います。

ありがとうございました。


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