水は低きに流れ、人は安きに流れる。
なぜ、人は、常に意識していないと、安易で堕落した方向に進んでしまうのか。
以前から、ずっと謎でした。
最近、その理由がやっと少しわかってきました。
まず、人間は、3つの要素から構成されているようです。
多くの人にとって、最もなじみやすい言葉で言えば、肉体と生命と魂です。
これは、体と心とスピリットという言葉が使われたり、ベーシックセルフ(低位の自我)・ミドルセルフ(中位の自我)・ハイセルフ(高位の自我)という言葉が使われたりしますが、おおむね同様の意味合いを持っていると思います。
そして、肉体は3次元空間の存在であり、物質である以上、時間軸と共に、常に拡散・崩壊する方向へ進んでいきます。
これが、人が意識していないと簡単に堕落していってしまう最大の要因のようです。
ただ、人は、生命がある限り、肉体と魂を繋ぐことができる。
生命が無くなると、とたんに肉体が腐敗を始めるのはこのためです。
魂と肉体の繋がりが無くなるため、あっという間に崩壊する方向に進んでしまうのです。
人は、肉体を持っているため、常に堕落した方向に引張られてしまう。
肉体という物質を身にまとっている以上、科学的に見ても、この流れは避けられません。
魂は、その流れとは反対方向(秩序ある統合)を目指していて、肉体の崩壊を止めている。
そして、魂の方向性を意識して生きることで、易きに流れてしまうことを防ぐことができる。
そういう構造のようです。
目で見ることができない世界の話であり、実感が持てない内容ですので、文章化して説明するのは難しいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。