日本の富裕層はどこに行くのか。
今、日本人の100人に1人は金融資産1億円以上を保有する富裕層だと言われており、その数は年々増えています。
今朝の新聞でも、フェラーリの販売台数が昨年比40%アップし、フェラーリが日本法人を設立したとの記事がありました。
富裕層向けビジネスが確実に伸びています。
YUCASEE(ゆかし)という金融資産1億円以上を保有する富裕層のみを対象にしたインターネット上のプライベートクラブが存在します。
この本は、このゆかしを運営している企業の経営者が書いた本です。
アマゾンでも発売以来、ランキング上位にランクインしています。
この本におもしろい考察が掲載されています。
日本では、お金持ちが嫉妬の対象となる傾向が強くあります。
そのため、多くのお金持ちが、そのことを人には話さないようにしているようです。
ただ、欧米などではお金持ちが賞賛される文化があります。
その違いはどこから来るのでしょうか。
日本では、お金持ちになった人は、謙遜し、お金持ちになった理由を「運がよかった」と話す傾向が強いようです。
その結果、逆にいらぬ嫉妬を招いているようです。
人々は、努力しないで成功した人を妬むためです。
一方、欧米では、素直に、努力した様を語り、人々のインスピレーションとなるような振る舞いをすることによって、羨望を集めると言うことです。
この違いが大きな差になり、欧米のお金持ちは表に出てきて社会貢献をする一方で、日本のお金持ちは、陰に隠れてしまうということになってしまっているようです。
また、人間は嫉妬の対象を潜在的には嫌っていますので、そこに近づくことは難しいです。
逆に羨望の対象は潜在的に好んでいますので、そこに近づくことは比較的容易です。
マイクロソフトのビルゲイツ氏は、今年7月には引退し、その後の半生を社会貢献のために尽くすと宣言しています。
そして、自身の資産の大半を慈善活動に注ぐと言うことです。
こんな人が日本で増えてくるには、日本古来の「清貧」という考え方を少し変えないといけないのかもしれないですね。
優秀な人ほど世に出てお金を稼ぎ、その資産を社会に還元する。
そういう人たちに委ねた方が、豊かなよい国になるのかもしれません。
その結果、この本に出てくる「インテリッチ」層がこれからの日本を先導する人たちになるような気がします。








