なぜ「牛乳」は体に悪いのか – 医学界の権威が明かす、牛乳の健康被害
いわゆる世間で言う「常識」は、実は、簡単に非常識に変わります。
20世紀、「奇跡の鉱物」と称され、建築物の断熱保温材として大量に使用されたアスベストは、21世紀の今では肺癌や中皮腫の病気の要因となることが判明し、使用が撤廃されています。
同じように、20世紀世界中で大量に使用されたフロンは、今やオゾン層を破壊する気体として使用が全廃されています。
また、日本では、マーガリンなどの食品に普通に使われているトランス脂肪酸も、昨今は心臓疾患や現代病の一因である可能性が指摘されており、欧米では食品への使用が厳しく制限されています。
人間はいつでも完璧ではありません。
常識と言われることが、未来永劫正しいことは無いと思っておいた方が正解だと思います。
そして今、牛乳に関する常識が疑われつつあります。
私も自身の経験から、牛乳は体に悪いことを知っています。
子供の時から牛乳が大好きで、毎日飲んでいたのですが、10年前に身体を壊して以来、一切飲まなくなりました。
牛乳がその病気の大きな要因であることが確認できたからです。
実は日本人は、そもそも牛乳を飲むという習慣はありませんでした。
そのため、日本人の85%は乳糖不耐性であり、遺伝的に牛乳の成分を分解できないのです。
逆に、北欧人などはこの割合が10%以下であり、牛乳を体内で分解できるのです。
それがなぜ今のように牛乳が普及したかというと、明治頃から始まった北海道開拓のためです。
北海道を開拓するために、酪農を開始し、そこで生産した牛乳を国内に販売することで開拓資金を集めることができたのです。
さらに、全国の小中学生に飲ませることで、大量消費と多くの日本人に嗜好を植え付けることに成功したと言えます。
おそらく当時は、牛乳は完全健康食品だと本当に信じられていたのだと思います。
酪農も北海道の開拓も成功したわけですので、当時としては、素晴らしい方法だったといえます。
ただ、今は牛乳が日本人に合わないという事実が徐々に証明されつつあります。
少なくとも、小中学校で全員に飲ませる必要があるような食品ではありません。
100万部売れたベストセラーの「病気にならない生き方」にも、市販の牛乳は「錆びた油」だと指摘されています。
我々の子供の頃は、牛乳が飲めない子は、居残りさせられて飲まされていました。
今思えば、とんでもない話です。
人間の身体は想像以上に頑丈です。
そのため、錆びた油を毎日飲んでいても、普通に生活できます。
ただ、それが続くと、いつかは限界が来て、身体が悲鳴を上げます。
そうなってからでは遅いのです。
今、牛乳を撤廃することは不可能だと思います。
乳製品を除く牛乳のみ市場規模は、年間およそ7000億円。
これだけの規模で、競合も少なく、価格も安定している、売る側にとっては大変よい市場だと思います。
そのため、おそらく相当の利権が絡むのでしょう。
牛乳関係の健康被害がマスコミで取り上げられることはありません。
ただ、せめて、小中学校での牛乳の提供を選択制にして欲しい。
そう強く願います。
ありがとうございました。