20歳代と60歳代、ネット利用者数はどちらが多いか?
インターネットは若い人のもの。
そんなイメージを持っている人はいまだに多いと思います。
ただ、実際にはそうでは無くなりつつあります。
現在、日本の世代別のインターネット利用率を見てみますと、
20歳代がほぼ100%。
それに対し、60歳代は60~70%とかなり高い数字ではありますが、それでも20歳代の方が多く見えます。
ただ、この数字をそのまま鵜呑みにしては事実を見誤ります。
日本はの人口ピラミッドは高齢化まっただ中。
20歳代の人口が600万人程度に対し、60歳代の人口は900万人程度と、1.5倍も多いのです。
先の利用率にそれぞれの人口をかけますと、20歳代と60歳代のインターネット利用者数はどちらもほぼ600万人となるのです。
日本では、20歳代と60歳代のインターネット利用者数はほぼ同数。
そのうえ、70歳以上のインターネット利用者数も400万人近くにのぼり、60歳以上で合計1000万人のインターネット利用者がいるのです。
高齢者層が1000万人もインターネットをしているという事実を、具体的なイメージとして捉えられている方は少ないと思いますが、これが実態なのです。
おそらく、日本のインターネットには、高齢者向けのコンテンツが圧倒的に不足していると思います。