経済的豊かさと幸せは結びつかない?

どうやら、今の20代は「本音」でそう思っているようです。
そして、これには次のような原体験の影響があるようです。
今の40代以上の世代は、幼少期、経済成長の中で育っています。
働いて稼ぐと、より豊かな生活が送れるようになり、その先にはよりよい未来が想像できました。
このことが、経済的豊かさと幸せを結びつける原体験になったと言えます。
しかし、今の20代は、幼少期を失われた20年間の中で過ごします。
経済は縮小し、雇用は減少し、国の借金は増え、年金がもらえる保証もない。
このようなよりよい未来が想像できない時代に育つと、今が一番よく、未来は徐々に悪くなるという原体験を持ちます。
経済的豊かさと幸せを結びつけてしまうと、未来はだんだん悪くなってしまうことになる。
この結果、両者には、正反対と言えるくらいの圧倒的な違いが生まれました。
おそらく、20代のこの考え方は、時代に合わせた「進化」だと思います。
人間は、環境の変化に適応し、進化していく。
こうして、数百万年も生き延びてきたのですから。
ただ、進化とはわかっていても、40代以上はこの考え方に適応することは難しいと思います。
表面的にいくら取り繕っても、原体験を払拭することは容易ではないからです。
その結果、この国を40代以上が支配している間は、経済成長を追い続けることになるでしょう。
これは、どちらが良いか悪いかという問題では無く、単純に時代に合わせて適応するための進化が起きているということだと思います。








