本田圭佑選手とジュガール。
日本人には、日本人同士でいると気づくことができない常識の枠があると思います。
このような枠は、おそらく、どの国の国民にもそれぞれもあると思います。
しかし、そのような枠は、外から見ると比較的簡単に見つけることができるはずです。
先日、ワールドカップ出場を決めた記者会見で、本田圭佑選手が言っていた言葉。
「結局、最後は個の力で試合が決する。日本のストロングポイントはチームワークですが、それは生まれ持った能力なので、どうやって自立した選手になって個を高められるかというところです。」
この言葉は、日本人同士でいると気づくことができない枠を的確に言い当てていると思います。
先日読んだ、こちらのインド人ビリオネアの本にも、「ジュガール」というインド的な成功法則が紹介されており、その中で、日本人が苦手な面が3つ指摘されていました。
・決してあきらめない
・自分を抑えつけない
・セルフエフィカシーを大切に育てる
両者に共通しているのは、和を優先して、自分を抑えるという日本人的な美学。
ただ、本田圭佑選手が言うとおり、和は日本人が生まれ持った能力なので、それを外れることはできない。
次にすべきは、その中でいかに自分を抑えず自立し能力を発揮するかという点だと思います。
本田圭佑選手の発言は、大きな示唆に富んでいて深いです。