後がない
日本シリーズが終わりました。
結果だけ見ると日本ハムの圧勝ですが、チーム力の差はそれほどなかったように思います。
差があったのは、「後がない」という想いだったのではないでしょうか。
日本ハムは、チームの顔、新庄がラストシーズンを迎えていました。
中日と比較して、レギュラーシーズンから常に後がないという想いが強いのは当然です。
初戦、名古屋ドームでの1敗したことにより、地元北海道で優勝したい日本ハムは、すでに一つも負けられない状態になったのだと思います。
その想いが、中日の選手の打球が数センチフェンスを越えられなかったり、数センチファールになってしまったのに対し、日本ハムの選手がここぞというときに快打・快投を決められた差だったのではないでしょうか。
とても神憑り的なシーンが多かったと思います。
最後の試合、新庄は「7回ぐらいからオレのところに飛んできたら捕れなかった」というくらい泣いていたそうです。
泣いていた理由は「チャンピオンになったということより、この仲間たちと野球ができなくなるという思いがすごく強くて」。
そして、7回以降、見事にセンターへの飛球はありませんでした。
最後の打球がセンターではなくてセンター寄りのレフト方向へ行ったのもこのためだったのかもしれません。
優勝決定後、新庄は、監督よりも先に胴上げされました。
中日ファンでも納得して感動していた方が多かったのではないでしょうか。
劇的すぎて、負けても仕方がないゲームだったといえるでしょう。
明日はないと考え、一日一生の思いで生きる。
そんなことを教えられたシリーズでした。
選手の皆さん、感動をありがとうございました。








